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ユーレカの日々[30] だから嘘はやめられない

全日展という書の公募展で、主催者がでっちあげた架空人物に知事賞を与えていたという事件があった。丁度同じ時期に、耳が不自由な作曲家の、ゴーストライター問題もとりざたされていた。どちらも「まるでアンドリュー・ニコルの映画のような話だな」と思った。

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ユーレカの日々[29]「消せるボールペンの使い方」

消せるボールペン「フリクション」という製品がある。パイロットが2007年から販売していて、水性ボールペン、サインペンなどラインナップもかなり揃っている製品だ。どんなペンかと言うと「消せるインク」が特徴だ。

消せるインク、なんて聞くと昭和生まれの男子としては、スパイ手帳についていた「反対側のペンでこすると文字が浮き出る透明インク」とか思い出してワクワクしてしまう。このインクはきっと、捉えられたスパイがそのメモを消滅させるためにあるのに違いない…。

そんな妄想が一瞬頭をよぎったが、実際、何に使うのか今ひとつピンと来なかった。ボールペンというのは消えないから意味があるのであって、消すことができるなら鉛筆でいい。だから、さほど興味を持っていなかった。

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ユーレカの日々[28] 1パイントのビールで人は何メートル上がるのか?

ビールが好きで、よく呑む。大学と自宅の中間である京都で呑むことが多い。
ビールが売りの店といえば、昔はドイツ式のビアホールが中心だったが、最近
はイギリス式のパブも増えてきた。パブでのオーダーはカウンターで先払い。
ファストフード店と同じシステムで、一人飲みでも気楽に入れるのがいい。

そういった店でビールを呑むたびに気になるのがその量だ。イギリス式のバー
では、ビールは「パイント」という単位で設定されている。1パイントを基準
として、HALFは1/2パイント、といった具合。

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ユーレカの日々[27]「カメラ=万年筆」

先日、実家の片付けをしていたら、古いコダックのカメラが出てきた。「KODAK INSTAMATIC 33」という、40年も昔のコンパクトカメラだ。小学校の頃に買ってもらったそのカメラはカートリッジ式のフィルムを使うパンフォーカスカメラ。要は子どもでも扱える、今でいうトイカメラのようなモノだ。

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ユーレカの日々[26] 「妄想学研究序説」

この夏、セブン-イレブンの100円アイスコーヒーにはまり、しょっちゅう買って飲んでいた。ミニストップやサークルKでは随分前からコーヒー販売を実施していたが、セブンイレブンは今年からの本格参入だそうだ。

 

コンビニ各社、コーヒーメーカーシステムと販売方法は様々。アイスコーヒーの場合、他社ではレジ内のアイスメーカーで氷をカップに入れてもらう、というスタイルが多いが、セブンはアイスクリームコーナーなどにある「氷の封入されたカップ」をレジで精算、自分でコーヒーメーカーにセットするという方式だ。レジ内に製氷機を設置しなくて済むし、店員の負担もない。衛生的でもある。うまく考えたものだ。

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ユーレカの日々[25]「アバターの時代」

先日、心斎橋に出かけた時のことだ。用を済ませ地下の駐車場からクルマを出す時、不思議な事が起きた。ゲート前で一時停止しようとしたら勝手に遮断機が開いたのだ。

クルマを利用しない人のために説明すると、無人駐車場の出口には精算機と遮断機があり、チケットを入れて精算すると遮断機が開く仕組みだ。ところが今回は、チケットを入れるどころか、遮断機の前で一時停止する前に、ゲートが勝手に開いたのだ。

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ユーレカの日々[24] 「複製力の不思議と不気味」

先日、ある印刷通販会社の人と話をしていて、3Dプリントの話になった。その会社でも、3Dプリントのサービスを始めたのだという。素材も樹脂や金属、陶器など色々選べる。

 

話題の3Dプリンターだが、一般の人にとっては「なにに使うの?」というシロモノだろう。生活の中で、小ロットの立体物をオリジナルで作らなくてはならない場面、というのはほとんど思いつかないし、なによりデータを作る部分がネックとなる。

 

その会社でも、まだ手探りだと言うことだったが、面白いなと思ったのが、レリーフ立体が作れるというサービス。3Dソフトを使えなくても、イラレのレイヤーを使って各面の高さを指定することで、ロゴやシンボルなどを立体オブジェにすることができる。なるほどこの方法なら3Dアプリを使えない人でも、データを作ることができる。3Dには縁が無いがグラフィック系であればできる、という人は多いだろう。

 

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